Q&A-試乗編-

Q 08.　試乗中って何を考えながら運転すれば良いの？

試乗はドライブではありません。運転を楽しんでも良いですが、チェックすべき項目も多数あります。初めて試乗する方はそんな余裕はないかもしれませんが気にしてもらいたい項目を少し書いておくので参考にしてみてください。

・ロードノイズ
走行中の「ゴー」という路面から来る不快な音です。低速時はほとんど聞こえませんが高速になるとかなり大きくなる車があります。出来れば高速道路を走行できれば、どの程度かがよりはっきり分かります。

・エンジン音
スポーツカーなどはわざと音が聞こえるようにしている車もありますが、問題は自分がエンジン音を不快と感じるかどうかです。試乗した車のエンジン音が自分にとってどうかを確認しましょう。

・風きり音
高速走行時に発生する音です。ロードノイズと並んで不快な音の部類に入ります。ロードノイズとの相乗効果で高速ではオーディオが聞こえにくくなったり隣りの人との会話が困難になる事さえあります。

・シフトショック
特にAT車で注意して頂きたい項目です。アクセルを一定量踏んで加速した時にシフトショック(ギアが変わる時のガクンというショック)が不快じゃないかを確認してみてください。

・停車時の振動
信号待ちなどで停車中に不快な振動(特にアイドリング振動)がないかを確認してください。エンジン始動直後とエンジンが暖まった後のアイドリング回転数は異なる場合がほとんどなので始動直後としばらく試乗した後の振動をチェックすると良いと思います。

・死角がどの位あるか
現在の車はデザイン重視になりその結果、死角がかなり大きい車もあります。死角が多いという事はそれだけ運転が難しくなると言う事ですのでこの点をチェックしてみてください。右左折時にピラー(車の柱です)がどのくらい邪魔になるかなどを見ましょう。
また、ミラーの死角は運転中はわかりにくいので、ディーラー内などの停車中に自分は運転席に座り、他の誰かに車の周りの様々な所に行ってもらいその人がミラーで見えるかどうかを確認してみましょう。

・その他
気になった点はメモしておくことをおすすめします。他の車を試乗した時のチェック漏れをなくすためです。

ちなみに試乗の時は第３者の感想も非常に大切です。ドライバーの自分には分からない事をズバっと指摘してくれる事もあります。仲の良い友人や家族、恋人、親など車に詳しくない方でも良いので素直に感想を言ってくれる人を同乗させると良いと思います。

こんな感じでしょう。

とにかく自分にとって不満な点を見つけ出す事が良い買い物につながると思います。