TOP | 新車購入 | 中古車購入 | 自動車購入のコツ | 自動車の基礎知識 | 車の維持費・諸経費試乗記 | Q&A | リンク

新車購入のコツ







新車購入時の値引きは誰でも大きい方が良いに決まっています。
しかし新車購入時に大幅値引きを引き出すための方法は一人一人違います
なーんだ、じゃあ打つ手がないじゃん・・・と思うかもしれませんが、アドバイスは出来ます。
それは一言で言えば、
ポイントを押さえて新車購入の交渉を行う!
という事です。
では初心者の方には分かりにくい新車購入のポイントを具体的に見ていきましょう。

新車購入時期を選ぶ

●おすすめの新車購入時期
新車購入時の値引きは、年間を通して一定額ではありません。
新車値引き額が少ない時期もあれば多い時期もあります。

具体的には、3月の決算期・7月と12月の夏のボーナス商戦・9月の中間決算期が新車購入時の値引きが大きくなる時期です。
特に決算前の3月と9月は新車購入では大幅値引きが狙いやすいです。

●新車購入時の値引き額に差が出るのはなぜ?
なぜ決算前には値引きが大きくなるかというと、少しでも売上をのばして業績が良い事をアピールしたいからです。
誰にアピールするかって?ずばり株主さんです。

会社は株を買ってもらいたいので少しでも業績を良くしようとしてこの時期に多くの新車を売ろうとします。
新車を多く売るためには少しでも安くした方が良いという訳です。

また、どのメーカーも新車購入を考える人に大幅値引き額を提示するので、相乗効果でより安くなりやすいです。
決算より前の期間の業績が多少悪かったメーカーの方が、一発逆転を狙うので新車購入時の値引き額が大きくなる傾向があります。

この様な理由があるので、すぐに自動車が必要な方以外は決算期にタイミングを合わせてみた方が賢い買い物が出来ると思います。

●決算期に新車購入するための注意点
注意しなければいけないのが、3月・9月に新車を購入するためには、少なくとも2月・8月の頭には交渉を始めなければいけないという事です。ディーラーは新車の登録を3月・9月に行いたいのでその月に行ったんではちょっと遅いという事になります。
特に納期が遅い車は注意が必要です。

●決算期以外は新車購入時の値引きは期待できないの?
決算期以外にも新車の大幅値引きを狙える時期があります。
それは希望車種のモデルチェンジ直前です。
特に在庫車がある場合は大幅値引きが狙えます。モデルチェンジの時にディーラーは在庫を持ちたくないので安くしてでも売ってしまうのです。
モデルチェンジ後の新車にこだわらない人は交渉してみてはいかがでしょうか?



現在の愛車を高く売る

●値引きだけを考えてもダメ!
新車購入時に皆さん一生懸命値引き交渉はするにも関わらず、売却する愛車はディーラー任せであまり交渉しないという方がたくさんいます。
でもちょっと待ってください。愛車の売値もなるべく高くすれば実質値引きしてもらったのと同じですよね?
それに自分がこれまで大切にしてきた車ですし少しでも高く買い取ってもらえるようにしたいものです。
じゃあ実際にどのようにすればいいの?という方のためにちょっと説明しておきます。

まずは、自分の車の価値を知っておく事が一番重要です。
新車購入の流れのページでも書きましたが、最初にディーラーが提示してくる下取り価格はハッキリ言って安いです。
買い取り専門店より数十万円安い事だってよくあります。交渉していくうちに徐々に市場価格に近づけて値引きしたような錯覚を起こさせるのです。
これを防止するために交渉に行く前に1回、自分の車を査定してもらっておきましょう。

そうしておくと、ディーラーが下取り価格を安くした場合に「ちょっと安すぎませんか?」という事が出来ます。
ちなみにディーラーはこっちが買い取り専門店で査定をしているかどうかを結構気にします。よく「どこかで売値見てもらいました?」なんてさりげなく聞いてきます。
聞いてないなんて答えちゃったら下取り価格を安めにされちゃう事でしょう。

●どこで査定してもいいの?
車の売値は業者によって大きく違います。場合によっては数十万円の差が生じます。
(私の知る限りでは、価格差が40万円近くあったという人がいました。)
なぜ、そんなに違う事があるのかというと、それぞれの業者がその時に欲しい車種がばらばらだからです。

こんな業界の事情があるので、自分の車の価値を知る(=なるべく高い査定額を出してもらう)ためにはなるべく多くの買い取り業者に見てもらいたいのですが、各社を全部回るのは正直かなりしんどいです。というか限界があります。
そこで、インターネットの一括サービスを利用しちゃいましょう。もちろんお金はかかりません。

ネット査定ってちょっと敷居が高いという人もいますが、上手く使えば圧倒的に効率が良いです。
初心者の方には以下のカービューが大手で安心できるのでおすすめです。
カービュー
カービュー愛車買い取り査定へのリンク
他にも、オートバイテルジャパンなどがサービスを行っていますが、どこか1箇所で依頼すれば十分です。

査定してもらっても売る必要は全くありませんので気軽に査定してもらってください。
下取りをする場合と比べて数十万円高くなることも多々ありますのでやってみてください。

●車がないと困るから下取り以外は無理なのでは?
さて、査定もしてもらったので、次はディーラーで交渉しましょう。
ここでは「絶対に下取りしてもらう」というスタンスではなく「下取りか買い取り専門店かまだ分からない」というスタンスで交渉を行うと良いでしょう。新車の購入と売却は別物と考えて交渉してください。
そのために下取りの場合とそうじゃない場合の2通りの見積書を常に作ってもらい値引き交渉を行いましょう。こうすれば下取りアップで値引き額をごまかされる心配もなくなります。

交渉もまとまってきたらいよいよ下取りと買い取り専門店のどちらにするかを決めます。車を毎日乗るわけではなく納車まで車がなくても大丈夫な方は話が早いです。

まず、面倒ですみませんが、もう一回買い取り査定をしてください。なぜなら以前行った時からおそらく時間が経っているので買い取り価格に差が生じていると思われるからです。時間が経ってない人はここで査定する必要はありません。

この結果から下取りと買い取り専門店でどちらが得かをトータルで判断し、どちらか決めてください。買い取り専門業者は「今すぐ売らなければこの値段はちょっと・・」みたいな事を言ってくる場合もありますが、こちらにもディーラーに契約に行く時間が欲しいので「親(妻)と相談して明日までに返事します」などと逃げてその間にディーラーで契約を行うと良いと思います。下取りにする場合は普通に買い取り専門店に断ればいいです。

さて、問題は車が必需品で毎日必要という方です。この様な方は納車日前に車を売ってしまうと納車日まで車がなくなってしまいます。困りものですね・・・
この様な方は、ディーラーに対応してもらうか買い取り業者に対応してもらうしかないと思います。

具体的には、
ディーラーに対応してもらう場合
交渉段階で「基本的には下取りだが、もしかしたら下取りにしないかもしれない」と言っておく事が重要です。
下取りしない場合の理由としては、買い取り専門店に売るといってはイメージが悪いので「知り合いに譲るかも」などと言っておくといいでしょう。それでOKとディーラーが言ってくれたらOKです。
納車直前にインターネット愛車買い取り一括見積もりを行い、下取り価格よりも高い所があればそこで売っちゃいましょう。
その後ディーラーに「知り合いに譲りました」と言えばOKです。
注意すべき点は、必ず事前にディーラーと約束しておくと言う事です。何も約束がないのにいきなり下取りやめますみたいな事は絶対にやめてください。信用がなくなりますし、トラブルの元です。

買い取り専門店に対応してもらう場合
契約直前に愛車買い取り一括見積もりを行います。
そして買い取り業者に「納車は○週間後でその時に売りたいんですがその時点での売値を査定してください。」と相談してみいてください。自分の1日の走行距離や条件などを言えばもしかしたら査定してくれるかもしれません。
査定してくれたらその買い取り額と下取り価格を比較し、どちらかを選んでください。
基本的には買い取り専門店はあまり融通がきかないので、ディーラーで対応してもらった方が良いと思います。
なんとか約束出来るように頑張ってください。



オプションをじっくり選ぶ

●新車購入時に絶対におすすめのオプション
新車には色々なオプションが用意されています。
どのようなオプションが皆さんに必要かは人それぞれなので私の口からはなんとも言えませんが、オプションはよく考えて付つけてください。

新車購入時は金銭感覚が麻痺し、いらないオプションをたくさんつけてしまいがち!

オプションのつけすぎは、新車価格自体を上げるばかりではなく新車購入時の自動車取得税も上げてしまいます
ですので、オプションはよく考えて付けましょう。

そんな中、皆さんに絶対につけて欲しいオプションがあります。
それは、ETC車載器です。

全く高速道路を利用しない人は必要ありませんが、それ以外の人には絶対におすすめです。
本体は1万円位しますが、すぐに元は取れます。
元が取れると言うのはどういうことかというと、高速道路代を大幅に節約できるからです。
さらに実は裏技もあります。

詳しくは、維持費節約のページの高速道路代節約の項目をご覧ください。
損したと言う人はほとんどいないと思いますよ?

●メーカーオプションについて
別に安く買うコツではないですが、新車購入時の注意点を1つ。
車にはメーカーオプションとディーラーオプションがあります。ディーラーオプションは新車購入後でも取りつけ可能でお金が溜まってから買う事も出来るのですがメーカーオプションは新車購入後につけることは出来ませんので注意が必要です。

メーカーオプションは新車購入時にじっくり悩んで必要であれば購入する事をおすすめします。



新車購入は長期戦か、短期決戦か

●基本的にはこっち
新車はとても高価な物です。私は新車と言うのはディーラーとゆっくりコミュニケーションをとり、色々な事を考えながら購入する物だと思っていますので基本的には長期戦が良いと思います。新車購入後に後悔しては遅いです。
新車購入時に大幅値引きを狙うという観点からも長期戦でゆっくり交渉した方が簡単だと思います。

●では短期戦は?
では短期戦は駄目かというとそうでもありません。
時期によっては短期戦の方が大幅値引きが引き出せる場合があります。
具体的にいつかというと、ズバリ決算期ちょっと前です。

決算期は新車購入のために多くのお客さんが来ます。購入する私たちも値引率が高い事を知っているからです。ディーラーマンもなるべく多くのお客さんと交渉して1台でも多く売りたがります。

つまり1人のお客さんだけに多くの時間を使いたくないんです。1人に時間を取られていると自分のノルマが達成できなくなってしまう可能性もあります。
ここに着目すれば、交渉次第では短期決戦で大幅値引きを引き出す事が出来ます

新車購入雑誌などの値引き額を参考にして値引き目標額を多少強気に決め、
「この位値引きしてもらえればすぐにでも決めますよ」
って感じで強気に行くと案外大幅値引きが狙えます。

ポイントとしては、
 @より忙しそうなディーラーで交渉する。
  なるべくなら権力のありそうなディーラーマンを選ぶ。
  賢いディーラーマンほど効率アップを考え、無駄に時間を使うのを嫌がる傾向があります。
 A他のお客さんの交渉の詰めの時期であるいちばん忙しい時期に交渉する。
  具体的には、2月中旬(8月中旬)〜3月中旬(9月中旬)でしょうか。
 B一番忙しい時間帯である週末の午後に交渉する。
 C世間話などを交えつつコミュニケーションをとりながら長居する。

  貴重な時間を無駄にするのはこの時期特に嫌がります。ただし、嫌がらせのようにグチグチ言うのは厳禁。
  印象が悪くなっては新車購入後の満足度が低下しちゃうので全く意味がありません。
  あくまでフレンドリーに時間を引き延ばしてください。
 D目標額に達すればすぐにでも購入するという意思をみせる
  これが一番重要!意思を見せないとただの嫌な客になってしまいます。
という事です。

ただ、目標額があまりにも常識はずれだと相手にしてもらえないので良く考えて、絶妙な設定額を見つけ出してください。
雑誌などの目標金額そのままでも良いです。
ちなみに、自分の車は3月・9月登録をする必要は特にないです。むしろ「3月(9月)登録じゃない客にそんな時間は使えない」と思わせた方が良いかもしれません。
ディーラーの方にとっては嫌がらせですね・・・ごめんなさい。

●結局どっちなの?
私の考えでは、決算期などの忙しい時期に合わせて新車購入するなら短期決戦もあり。それ以外の時期は短期決戦より長期戦でジワジワ値引き額を増やすようにした方がトータル値引額は大きくなる、という感じです。
もちろん決算期に長期戦もありですよ?
新車購入において決算期以外の短期戦は避けたほうが良いという事です。



ワンプライス車や値引きの渋い車の買い方

●ワンプライス車は値引き無理?
ワンプライスで販売しているトヨタ車や私の購入したRX-8なんかは、かなり値引きが渋い車です。
この様な車でなるべく安く購入するには、もはや諸経費カットや低金利ローンを利用する事などしか普通は方法がありません。
でもどうせなら車体価格からも少しは値引きしてもらいたい物ですよね?そこで、値引きしてもらえる可能性がある方法を紹介します。

この様な車の購入時にディーラーが「この位は値引きしても良いから早く買ってくれ!」と思うように交渉を行えば良いんです。
じゃあどうするか。前の項目を読んだ人はピンときたかもしれませんね。そうです。またまたディーラーへのつきまとい手段です!(ディーラーの方、ごめんなさい)

ディーラーが忙しい時期に、
「このくらい値引きしてくれればすぐに契約するからさー」
って感じで交渉するのです。ディーラーマンや店長さんの性格次第かもしれませんが、この時期はディーラー側の士気(というかテンション)も上がっているので「その値引きでいいから早く終わらして次の交渉に行きなさい!」となる事も珍しくないです。
これぞ新車購入時の秘技「忙しいときにつきまとっちゃうぞ作戦」です!

あともう1つのポイントは、よく言われることですが、オプションから値引きして貰うということです。
ノーマルで購入しようとしている方にはあまり効果がありませんが、オプションをある程度はつけようと思っている方には有効な手段であると思います。
特に新車契約直前に「そーいえばコレもサービスで付けてください」という感じで交渉すればいいと思います。


新車購入時は必ず競合車を決める

●コレはもう基本中の基本!
たとえ自分の欲しい車は1つしかなく他の車は眼中にないという方でも必ず競合車を決めてください
興味のない方の競合車種は同じ位の車格で他のメーカーの車を選ぶことをおすすめします。

面倒なのになぜそこまでして競合車を準備しないといけないかって?そう思う人もいて当然です。
前にも言ったようにディーラーは理由もなく値引きはしません。こちらに競合車は別にないと分かってしまうと「ちょっと位高くても買ってくれるだろう」と思われて大幅値引きをしてくれなくなります。
ハイブリッド車やRX−8などあまり競合車がいない車の値引き額が少ないのは良い例です。ですから、大幅値引きを引き出すには競合させることは不可欠なんです。
競合の使い方次第で新車購入時の値引き額が決まるといっても過言ではないでしょう
では、実際の競合を見ていきましょう。まず大きく分けて競合には2通りあると思います。

他メーカーとの競合
交渉初期段階での有効な手段です。コンセプトも価格帯も同じくらいの競合車を選びましょう。特に価格帯には要注意です。
価格帯が違うと「こっちの車は価格が違いますから同じ値引き額にはなりませんよ」などと言われてしまいます。
雑誌なんかに載っている競合情報も参考にすると良いでしょう。

同一車種での競合
交渉初期段階で同一車種の競合を行っても悪くはないんですが、なるべくなら交渉中盤〜終盤に行う事をおすすめします。また、初期段階で行うにしてもあからさまに競合させるのはやめましょう。
これは、同一メーカーだと口裏を合わせられちゃうかもしれないからです。同一メーカのディーラー同士は基本的に情報を共有する事が出来ると思ってください。こんな事情もあるのでなるべくなら同一地域ではないディーラ同士、少なくとも同一系統ではないディーラー同士で競合させましょう。
また、値引きが渋い車には同一車種の競合も有効です。

値引きが渋い=あまり競合する車がなく放っておいても売れる車

という事であり、無理やり競合車を探すよりは同一車種で競合した方が良い場合が多いからです。



新古車・在庫車を狙う

一般的には新古車や在庫車は値引きが大きいです。
何万キロも乗った中古車は嫌だけど、そこまで新車購入にこだわりもないという方は考えてみてもよいのではないでしょうか?
新古車?在庫車?なんじゃそりゃ??という方のためにちょっと説明しておきます。

新古車
これは正確には中古車です。展示車や試乗車などほとんど走行していない車を新古車として売ってしまう事が多いようです。
また、ディーラーが売れていないのに登録してしまった車などもあります。これは、メーカーがディーラーに課すノルマによるのですが、詳しい事は省略します。ディーラーの世界にも色々あるってことで(笑)

新古車は新車相当の質で安いので値引き額によってはおすすめです。ただし、新車相当と言ってもやはり中古車なので車の状態のチェックは重要です。特に、試乗車あがりの新古車はかなり無茶な運転をされている可能性が大なのでなるべくなら避けた方が無難です。また、購入時の保証などのチェックも十分行ってください。

在庫車
これは中古車ではなく新車になります。
ディーラーは主に納期短縮のためにお客さんから発注を受ける前にある程度の数の車をメーカーに発注する事があります。これが見込み通りに売れればいいのですが売れ残ってしまう事も多々あります。この時に売れ残ってしまった車が在庫車です。
モデルチェンジ直前などはこの在庫車を持っていると新車を置くスペースがなくなるので早く消化してしまいたくなります。この時に大幅値引きをおこなって売ってしまうのです。

モデルチェンジが近い新車購入時には是非とも検討する事をおすすめします。

ディーラー以外でも新車購入時の見積もりをとる

ここで書く事はちょっと裏技的かもしれません。皆さんだけに・・・
まあご存知かもしれませんが(^^;)

ほとんどの方が新車はディーラーでしか購入できないと思っているかと思いますが、実はディーラー以外のお店でも購入する事が出来ます。
有名な所ではサンキョウ自動車などです。このようなお店は価格勝負ですので、当然ディーラーよりも安い価格を提示してきます。

この様なお店が安いということは・・・ん?じゃあこれを利用しない理由はないですよね?この様なお店で新車購入するしないに関わらず、見積もりをとって競合に利用させてもらっちゃいましょう

実際に口答だけではなく見積もりがあるのでディーラーへの説得力も十分です。ただし、ディーラーがこの値引き額以上に値引きしてくれるかは分かりません。ディーラーマンの顔を伺いながら競合させましょう。

「アフターサービスが心配ですよ」などと言われると思いますが「別にどっちで買っても良いんです。工賃出せばディーラーでも当然整備してくれますよね?」という態度で臨むといいかと思います。

これは値引きの渋い車の購入時も有効です。実際の新車購入はどちらでも良いとは思いますが、ディーラー以外で購入する時の注意点を書いておきます。

・信用はやはりディーラーが上
ちゃんと決めた日に納車が出来るか、納車できなかった場合の対応はどうするか、購入後のサポートはどうなっているかなどをきちんと確認しておきましょう。
口約束だけではなく書面にしておく事が重要です。
・購入店が遠い場合がある
まあ、もちろん近くのディーラーで点検・サポートなどは受けられると思いますが、購入しているわけではないので新車購入後のサービスはあまり期待できません。



メールで商談する

最近増えてきた商談方法です。
会話が苦手ですぐにディーラーマンに説得されてしまう方やあんまり強気な事がいえない方には良い方法かもしれません。
ディーラーへ行っての商談と一番大きな違いは、

「相手に対する返答がすぐではないのでじっくり考える時間がある
「相手の顔が見えないので結構強気な事がいえる

という事です。

会話の苦手な方は実際にディーラーに行くよりも大幅値引きが引き出せるかもしれません。
ただ、欠点もあります。
常にメールするわけではないので交渉の進みが遅く効率が悪いです。また、メールだけだと試乗さえできません。

私としては、購入後のためにもディーラーとコミュニケーションをとるのが大切と考えているのでなるべくなら実際にディーラーへ行く事をおすすめします。内気な人などは交渉も大変だと思いますが、世間話などをしつつ頑張って交渉してみてください。

交渉中に喜びすぎない

値引き交渉中に何度も値引き後の見積書を見る機会があると思いますが、たとえ満足な値引き額が出てもディーラーマンの前で喜ばないようにして下さい。
言葉だけではなく、ニヤッっとするのも避けた方が良いです。ディーラーマンはたえずこちらがどの位の値引き額なら満足するかを探っており、それが分かった時点で急激に値引きが渋くなります。
よってこちらの希望値引き額を悟られない様にしなくてはいけません

この様に重要なのは、こちらの手のうちを見せない事とどの車かは分からないが購入はするという意思は見せる事ではないでしょうか。

ただし、交渉末期はほんとに満足のいく値引き額なら喜んでも良いと思います。
ディーラーマンもこちらが渋ってばかりではテンションは下がるし良い気はしませんからね(^^;)
ディーラーマンを上手くのせるのもテクニックです。

担当のディーラーマンと仲良くなる

再三、コミュニケーションを取る事は重要といっていますが、これはディーラーマンと仲良くなる事につながります。
ディーラーマンだって人間です。たとえ仕事と割り切っていても態度の悪いお客さんにはなるべくサービスしたくないし仲良くなったお客さんにはなんとかサービスしてあげたい物です。
始めから「俺は客だぞ!」という強気の態度で行かないで友好関係を維持できる様に交渉してみてください。決してお客様は神様ではないです。
仲良くなれば購入後のサービスも期待できると思います。

ちなみに友好関係を築くためにディーラーマンの言う事をききなさいと言っている訳ではないので要注意。
威圧的にではなく対等な立場で交渉を行ってほしいという事です。


契約直前にサービスをお願いする

これはもう、どこのサイトにも載っているような常識みたいな物です。
ディーラーマンは契約直前でのキャンセルを恐れるので、少しくらいならサービスしてもらえるはずです。たとえこちらの提示条件が厳しくても「無理です。これで駄目ならしかたないです」と言う事には滅多になりません。おそらく妥協案を出してくると思います。

少なくともガソリン満タンにはしてもらいましょうね。

低金利ローンを使う

ローンの金利は借りる会社によって数%は違います。自動車は高価なものなので数%違えばけっこうな金額になります。そこでなるべく低金利のローン会社を選ぶ事も重要です。

ローンは主にディーラーローン、銀行のローン、勤め先の会社のローンなどがあると思います。一番手続きなどが簡単なのはディーラーローンでしょうが金利は若干高めです。銀行ローンと勤め先のローンは金利は低めです。しかし銀行は審査が厳しい傾向があります。

ローンでの節約方法は、維持費節約のページも参考にしてください。

とにかく、すべてのローンを比較しなるべく金利が安い会社と契約した方が良いと思います。
また、自動車購入時は消費者金融は絶対にやめましょう!



ディーラーマンを選ぶ

私が交渉していて思った事ですが、ディーラーマンにも色々な性格の人がいます。ほんとに面白いくらいに様々です。と言う事は・・・当然皆さんが交渉しやすいディーラーマンもいれば交渉しにくいディーラーマンもいるという事です。生理的に合わない人だっていますよね?こんな自分に合わない人が皆さんの担当者になってしまったら皆さんはどうするでしょうか?私はそんな場合は我慢しないでそこのディーラーでは交渉しない方が良いくらいであると思っています。理由は、
 1、苦手=交渉がしにくいという事であり、大幅値引きが出にくい
 2、担当者とは自動車購入後も付き合っていく事になるので、耐え難い。
という事です。
お互いに気持ち良く付き合っていった方が長い目で見ても絶対に得だと思います。
また、交渉の上手さも人それぞれでなるべくなら交渉の上手い人とは交渉したくないです。上手くのせられてしまいます。中高年のディーラーマンは特に注意です。まあ、値引き額の決定権を持っているのも中高年なんで難しい所ですが・・・

家族などを悪者にする

悪者にすると言っても犯罪人にするわけじゃありませんよ(笑)。
いかにも決定権が自分にはないような言い方をすると言う事です。

「妻(親、恋人)があとこれくらい値引きしてくれたら良いといっているんですけど」

みたいな感じで。
この方法の良い所は、ディーラーマンが値引きしてくれやすくなるというのはもちろんですが、多少強気な事も自分以外の人を利用する事で言いやすくなるという所にあると思います。

特に交渉が苦手であんまり強くは言えないという方にはおすすめのテクニックです。一度お試しあれ。

急いでいてもそぶりを見せない

車は生活の必需品であるのに、突然の事故や故障で車がなくなり急いで新しい自動車を購入しなければいけないという方もいると思います。自動車の購入は基本的には長期戦で行くのが望ましいですがこのように事情がある場合は短期戦でも仕方がないと思います。

でも、ここで注意点があります。ディーラーマンになるべく急いでいる事を悟られないようにした方が良いと言う事です。その方が値引き額は大きくなります。急いでいる事が分かってしまうと、適当に値引きすれば買うだろうって事になり、ディーラーマンに交渉の主導権を握られ、大きな値引きが望めません。

まあ、納車時期などを気にする時点で急いでいる事が悟られてしまうかもしれませんが、あからさまに急いでいると言わないほうが良いのではと言う事です。

ただ、付き合いのあるディーラーでディーラーマンと良い関係が築けている方は急いでいる事を言っても良いかと思います。一発勝負で値引き額を提示してくるかもしれません。そこら辺は皆さんが臨機応変に判断してください(無責任ですかね?ごめんなさい。でもほんとに交渉は人それぞれなんです・・・)



ディーラーが販売意欲のある車かを見極める

私達買う側に買いたい車があるのと同じで、実はディーラー側にもその時に売りたい車というものがあります。理由は「メーカーが力を入れていてある期間なら報奨金が出る」とか「モデルチェンジが近づいているので在庫車は処分したい」などなど様々です。

この様な「ディーラーが売りたがっている車」を見極める事は非常に重要だと思います。ディーラーが販売意欲がある車の方が明らかに値引き額が大きくなるからです。そりゃ「売れても売れなくてもいいや」という車より「何としてでも売りたいな」という車の方が値引きが大きくなるのはどう考えても当たり前ですよね?

では、どうやって見極めるか?これはディーラーマンのその車種に対するアプローチの強さである程度判断できます。あまりアプローチが強くない、例えば交渉に行った時に「まあちょっと考えてみてください」とか「こっちの車のほうがおすすめですよ」みたいな感じだとそんなに販売意欲のある車ではない可能性があります。逆に「ちょっと考えておきます」と曖昧にして自宅に帰ったあと、電話や訪問してきて「この位は値引きするのでどうでしょうか?」みたいにこちらが言わなくても積極的に値引き額を出してくるような場合は販売意欲が高い車の可能性大です。

このような車の場合はこちらが大胆な値引き額を言うと大幅値引きにつながる事があります。このように販売意欲のある車を見極めて交渉の主導権を握るのも重要な事といえると思います。

総支払額に注意!

皆さんも交渉の時には見積書を何車種分も見る事になると思いますが、ここで注意して欲しい事があります。それは「車両本体価格ではなく総支払い額を見て欲しい」という事です。

理由は色々ありますが、一番の理由は「グレード(車種)と価格の逆転現象を防ぐ」という事です。私が勝手に命名した現象なので何のこっちゃ?という方がほとんどだと思いますので説明しておきます。

自動車に限った事ではないですが、その商品の価格が高い方が値引き額も大きくなります。従ってグレードや車種を車両本体価格でのみ絞り込んでしまうと実は値引き交渉後の価格はそんなに違わないのに・・・って事になる事だってあるのです。条件がそろえば逆転してしまうかもしれません。特に候補車が各メーカーにわたって複数ある場合は要注意です。メーカーによって割り引き率や値引き額が全く違うからです。他のメーカーなら実は1ランク車格が上の車が買えてしまうなんて事もあり得るのです。

要するに車両本体価格を見て予算がないからといってグレードや車種を限定するのではなく本当に欲しいグレードや車種の見積もりも取ってみて総額を見て考えた方が得をするという事です。

購入後のサービスを付けてもらう

自動車は購入時だけではなく購入後も色々とお金がかかるものです。もうこれ以上購入時の値引きは限界かなと感じたら購入後のオイル交換代などをサービスしてくれる様に交渉してみましょう。上手くいけば1〜2回分くらいはサービスしてくれるかもしれませんよ?ここでもOKが取れたらトラブル回避の為に口約束だけではなくちゃんと書面に書いてもらいましょう。


TOP | 新車購入 | 中古車購入 | 自動車購入のコツ | 自動車の基礎知識 | 車の維持費・諸経費試乗記 | Q&A | リンク

Copyright (C) 2005 I love car, All rights reserved.