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その2 軽自動車の印象





●軽自動車の印象
皆さんは軽自動車に対してどのような印象をお持ちでしょうか?

せまい?
維持費が安い?
燃費が良い?
衝突安全性が低い?
長距離移動は疲れる?
・・・
などたくさんあると思います。

実際に多くの情報が出回って、その情報に振り回されて軽自動車購入をする人やあきらめる人などもたくさんいます。
結局、実は軽自動車で十分な方でも、安心感のあるコンパクトカーを選ぶというわけです。

でも実は、これらの情報すべてが現代の軽自動車に当てはまるとも言えません。
間違った情報もたくさん流れてしまっているのです。

そのような情報に振り回されてしまっては、購入後の満足度は激減です。
軽自動車に限った事ではないですが、自動車には確実にメリットもあればデメリットもあります。
これはオーダーメイドではないので仕方のないことです。

ただ、これらをちゃんと知った上で購入するのと、噂に左右されて購入してしまうのでは大きな違いがあり、満足度も全く違ったものになってしまいます。

そこで、ここでちょっと軽自動車についての代表的な情報について説明しておきます。
(ここで紹介されていない事や分からないことがあれば私まで遠慮なく問い合わせてください)

●軽自動車はせまい?
まず誰でも思い浮かべるのが、
軽自動車=せまい
という事ではないでしょうか?

これは事実です。車幅などが決まりによって制限されているので仕方がありません。
しかし、「せまい」と言うのはあくまで比較対象が普通車の場合であり、主観的にどうかと言うと、必ずしも皆さんがせまいと感じるレベルではないと私は思っています。
「軽自動車だって案外広いじゃん」と感じる人もたくさんいらっしゃると思います。

確かに数年〜10年前くらいの軽自動車は誰が乗っても小さかったです。
技術がまだ未熟で、剛性(車の頑丈さ)確保や衝突安全性の確保のために、ボディーを分厚くしなければならず、その分、乗員のスペースが犠牲になっていたからです。

しかし今では技術も進歩して、乗員のスペースもかなり広くなってきました。
特に頭上のスペースが広く、感覚的には普通車に劣らないくらいになっています。
軽自動車=せまい
という認識はもはや、あまり気にしなくても良いかもしれません。

ただ、1つ注意して欲しいことがあります。
いくら広いと言っても、軽自動車の定員は4人です。
これは最も気にすべき、軽自動車の特長です。
要注意です。



●軽自動車は維持費が安い?
これはもう確実に安いです。
何が安いかと言うと、自動車保険と税金です。
特に税金。これは法律で決まっているので確実に安いです。

詳細は諸経費のページを見て欲しいですが、自動車税・重量税・自賠責保険料・自動車取得税などが圧倒的に安いのが分かると思います。

ただし、燃費に限って言えば軽自動車にアドバンテージがあるわけでもありません。

軽自動車は、その排気量の小ささによるパワー不足を補うためにターボエンジンであることが多いです。
対するヴィッツやフィットなどはほとんどがNAエンジンです。
このターボ化の影響で、軽自動車の燃費は決して格段に良いわけではなく、むしろヴィッツやフィットの方が燃費が良い傾向があります。

燃費に関しては軽自動車に過度の期待をしない方がいいでしょう。
パワーを犠牲にしても燃費を気にするのであれば、NA仕様の軽自動車を購入しましょう。

●軽自動車はパワーがない?
これは車によりますが、一概にパワーがないと言えません。

軽自動車の排気量は660ccまでと決まっているので、普通に考えれば普通車よりもパワーは出ません。エンジンが小さいんだから当たり前です。

しかし、その弱点を改善するために軽自動車にはターボモデルが多いです。
このお陰で、軽自動車のパワー不足感は全くと言って良いほどなくなり、その車体の軽さも影響して、ヴィッツやフィットなどのNAリッターカーと比較してもそれ以上のパワーを感じられることも珍しくありません。
スタートダッシュはかなり早いです。

まずは、
「軽自動車=パワーがない」
という固定観念を捨てて、実際に試乗してみることをおすすめします。

●軽自動車はファーストカーには向かない?
首都圏にお住まいの方にはあまり馴染みのないことかもしれませんが、ちょっと都心から離れると車は一家に1台ではなく複数台所持することがあります。
そんな時に1台目の車をファーストカー、2台目の車をセカンドカーなどと言います。

主に、
ファーストカー:遠出など家族などで長距離を移動する場合に使う車
セカンドカー:買い物や通勤などちょっと乗るような場合
というように使い分けている方が多いようです。

つまり、軽自動車は明らかにセカンドカー向きであり、長距離移動も要求されるファーストカーに軽自動車は向かないのではないかという事になります。

確かに、軽自動車は長距離移動は得意な分野ではありません。
シートなども乗員のスペースをなるべく広くするために薄くする傾向もあります。このような事もあり、軽自動車での長距離・長時間の移動は、やはりリッターカーと比較すると疲れる傾向にあります。

しかし、現在の軽自動車のラインアップを見ると、三菱のiなど長距離移動もこなすことが出来るプレミアム的な軽自動車から、明らかに街乗り重視のダイハツエッセなどまで幅広い用途に対応できるようなラインアップになってきています。

ですので、軽自動車=長距離移動は無理 →セカンドカー用
と言うわけではなく、車種を選べば十分ファーストカーにも使用できると私は思います。

それでもやはりリッターカーの方が楽ですけどね・・・



●軽自動車は高速道路では厳しい?
軽自動車は、一般的にパワーがないこと・車体が短い事などの理由で高速安定性が低い事から高速道路での走行は厳しいと言われてきました。
実際に一昔前の軽自動車は速度が上がれば上がるほど不安定になり、運転に気を使うので高速道路での長時間の走行は非常に疲れるものでした。

しかし、これについても、最近の軽自動車ではかなり改善しています。
前述の長距離移動もこなす軽自動車では、高速走行時もほとんど苦痛を感じなくなってきました。

よって、軽自動車=高速で厳しい
というのも、そこまで気にする必要はないかもしれません。

●軽自動車は衝突安全性が低い?
これは普通車と比較すれば一般的には間違いなく劣っています。
衝突安全性は、基本的に車が大きければ大きいほど有利になりますので、軽自動車の構造上、仕方のない事かもしれません。

そうは言っても、数年前より現在は明らかに衝突安全性は進歩しており、今でも年々進歩し続けています。
普通車より安全性が低くても、イコールNGというレベルでもないと言うことは付け加えておきます。

それより、事故を起こさないような運転技術を身につける方が重要です。

衝突安全性はあくまで保険のようなものです。
衝突安全性の高い車に乗っても危険な運転をしていては、全く持って意味がないですからね。

●軽自動車は運転がしやすい?
これはもう「しやすい」です。
高速道路など高速域で気を使うのは別にして、街乗りでは、車幅が小さいことや小回りがきくことなどがあり運転が非常に楽です。
車庫入れもしやすいです。

それでも慣れは必要ですけど、普通車と比較すれば運転がしやすいことは間違いありません。

●軽自動車は作りが安っぽい?
まあ多少は安っぽいです。
ただ、ファーストカーにも使えるような軽自動車はかなり質感が高いです。
また、安っぽいと感じるかどうかは人それぞれですので、具体的な車種が決まったら実際に見てみるのが一番です。

●軽自動車は実用的な車しかない?
たしかに軽自動車は実用車としての役割と位置づけられてますから、ほとんどの車種が実用車です。
でも軽自動車にも色々なラインアップがあり、例えばダイハツコペンやS660のようなオープンスポーツもあります。
アルトワークスなど、ホットな走りを手軽に味わえる軽自動車も発売されています。 軽自動車だって、走りを楽しめる車はあると言うことですね。


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